能代べらぼう太鼓の歴史
私たちが生命体として初めて聴いた音、それは母親の心臓の鼓動ではないでしょうか。
この音は大太鼓の音と等しいと云われておりまず。懐かしいような愛に満ちたこの音、母なる鼓動の響きが
太鼓の魅力ではないでしょうか。
日本太鼓は、古来より神事や祭礼において、または伝達手段として重要な役割を担う楽器として伝えられて
来ましたが、新たに創作太鼓が加わりました。日本各地の太鼓が郷土の特色を色濃く伝える伝統芸能、民俗芸能
として注目され始めた昭和54年に、日本太鼓の普及向上と相互の親睦を目的に全日本太鼓連盟が結成され、政府奨励
による地域活性化を目的とした『ふるさと創生』事業のひとつとして、全国に多くの太鼓チームが誕生しました。
太鼓愛好者は子供から高齢者まで年齢層が広く、男女の比率も均衡しており、健常者のみならず障がいのある方々の
チームも多く誕生し、大会も盛んに行われております。
私達能代べらぼう太鼓は、街に活気を与える手段として、平成13年に発足された民間ボランティアチームです。活動のコンセプトは『太鼓の響きで秋田県を、能代山本を元気にしよう』というものです。『人に元気を、地域に活力を!』もスローガンに掲げ、太鼓の音色で街を元気にしたいという思いのもと、日々精進しております。幼児から70代まで幅広い年齢層で40名ほどの会員がおります。各地域の活性化イベントの盛り上げ隊や、各種福祉施設の訪問を通じ、皆様に元気と真心をお伝えしております。平成13年から令和2年まで延べ482回に及ぶご依頼を頂戴し、演奏させていただきました。
また自ら企画・運営した太鼓フェスティバルを定期的に開催し、第11回まで開催する事ができ、厚いご支援を頂戴しております事に、深謝申しあげます。
今後とも変わらぬご愛顧のほどをお願い申しあげます。
我が街『能代』では能代べらぼう凧が有名です。上記左が「男べらぼう」で、目の周りには歌舞伎のくまどりが塗られています。上記右の『女べらぼう』は牡丹の花が描かれた頭巾を被っています。チーム名はこちらから頂きました。